2009年8月15日土曜日
オートグラフミレニアムについて 5
オリジナルオートグラフとの相違点
- スピーカ配線ケーブル
- ネットワーク
TANNOY社発行の THE HISTORY OF THE DUAL CONCENTRIC の"顕著な改良 - SIGNIFICANT IMPROVEMENT"の項に以下の記述があります。
1985年からタンノイはネットワークにPC基盤とウェハースイッチを使用をしないとの決定をした。
相当突っ込んだ研究の結果、部品の配置及び機械的構造はハイパワーに対応するネットワークに極めて大きな影響を及ぼすとの結果を得た。
これに関し、外部からの影響を慎重に取り除いた環境での試聴テストも実施され、タンノイの研究開発部門は以下の結論を得た。
- Printed Curcuit Boardの使用は音質を損なう
- Star earthing は極めて重要である。
- マイクロフォニック雑音を防ぐためには各部品はしっかりと固定されなければならない
- 摺動型スイッチは音質を大幅に低下させる
- 金メッキ部品での電気的コンタクトは音質面で効果がある
- 接続ケーブルは音質に影響する
1985年のSuper Gold Monitorから上記の結論のネットワークへの適用を開始した。
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オートグラフミレニアムのネットワークはハイパスフィルターとローパスフィルターが独立しています。
写真はハイパスフィルターです。ハードワイヤリング、部品の配置、部品の固定、接続ケーブル様子、タンノイ独特のハイパスフィルター用トランス等が見えます。
ローパスフィルターは非常に大型のコンデンサーを採用し、フロントロードホーンの裏側(下)に配置されています。写真を撮るのにはフロントホーンを外す必要があるため、紹介することが残念ながらできません - 一度当店のスピーカのチェックのため、ティアック(株)のサービスの方に当店のミレニアムのフロントホーンを外してもらったことがあり、その際にローパスフィルターを見て、立派なのに驚いたことがあります。
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