2010年11月19日金曜日

フィリップスのクラシックの名盤 3 イタリア弦楽四重奏団(Quartetto Italiano)のモーツァルトの弦楽四重奏曲全集



イタリア弦楽四重奏団の明るく、良く歌い、力強く、音楽を楽しく聴かせる演奏を大変気に入っています。 モーツアルトの弦楽四重奏は如何にも彼らの演奏といった素晴らしいもので、全曲を聞いてみないわけにはいかないと思わせる魅力を持っています。

イタリア弦楽四重奏団は第二次世界大戦が終了した1945年(昭和20年)に二十台前半の若手の演奏者によって設立された演奏団体で上の写真の様に、男性三名、女性一名という編成でいずれ劣らぬ美男、美女の四人組です。

室内楽の団体というと、くるくるメンバーが変わるのが一般的で、レコード愛好家は、同じ団体でも、ある時期のメンバーでの演奏を集めるという例が多い様ですが、イタリア弦楽四重奏団は1947年から1977年まで、メンバーの変動がなく、ハイドン、ベートーベンの録音等も安心して楽しめます。

この時期のオランダプレスのフィリップスのLP盤は高域が特に鮮明で伸びている音作りをしており、小型のシステムで聴くと高い音がうるさく聞こえることがありますが、オーディオ装置の質の向上とともに、音の素晴らしさが分かってくるといった音作りをしているように私には思われます。

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